『4回目のバルーンカテーテル手術』その結果

執筆者:

投稿日:2018-10-07 更新日:

前回の記事では、3回目の手術を終え順調な経過であることをお伝えしました。

4回目の手術はどうだったのでしょうか?

手術当日の祈り

前回の手術から1週間後、<4回目のバルーンカテーテル手術>の日がきました。

手術には慣れてきたし、始まってしまえば開き直ってしまうんですけど…

手術直前の数時間にはどうしても慣れることはできません。

テレビを観ても、本を読んでも何も頭に入ってきません。

手術のことは考えないようにどんなに頑張ってみても、気がつけば…

「手術が上手くいきますように。」

「肺水腫になりませんように。」

「沢山の血管が開通しますように。」

「症状が今より改善しますように。」

「酸素が外れますように。」

と欲張って沢山の願い事をしている無宗教な私f^_^;)

神様も『どんだけぇ~』ってビックリしているに違いありません。

手術が午後からの時は特に、この嫌な時間が長くて長くて溜め息ばかり。

忍び寄る足音…

そんな私のベッドに近づく『聞きなれた足音』が・・・

Bingo!!

足音の主は、やっぱり主人でした。

なんと素晴らしい聴力!

長い入院で研ぎ澄まされたようです。

それからもう一人、ひょいと顔を覗かせたのが、お義父さんでした。

お義母さんがウチに泊りに来てくれている分、お義父さんには随分と不便をかけてしまっています。

なのに優しく接してくれて励ましてくれて、本当に有難いです。

第4回目の手術

主人とお義父さんに見送られ手術室へ。

前回の手術では<足から>のカテーテルが入らず、急遽<首から>入れることになりました。

なので今回は初めから<首から>入れることになっていました。

手術の前半は余裕があったが、後半になるにつれ痛みが…

「やっぱり足からの方が痛みが少なくて良かったなあ」

って、太ってしまったことを後悔しました。

そして、医師から

「クリオネさん、そろそろ終わりますね」

と声をかけられ、

「はい」と返事をしましたが、思った以上に痰が絡んでしまい声が出しづらい。

咳も今までの手術で一番出るけど、良い兆候なのか、そうでないのか?

そして、痰が出るたび<肺水腫>の文字が脳裏をかすめます。

術後の安静

肺水腫になることもなく、予定通り3時間で手術は終了しました。

そして今回もICUではなく病室に戻され、3時間の安静となりました。

病室に戻るとすぐに主人とお義父さんがきてくれました。

何事もなく無事に再会できたことが本当に嬉しかった。

胸が…

主人たちが帰ってしまいベッドでボーっと過ごしていると突然、心臓のあたりに<ドキッ>と波打つ感じが。

生まれて初めての体験にビックリしました
Σ(゚д゚lll)

「これが動悸ってやつか」

暫くすると、今度は<ドクンドクン> 

さっきより大きくて気持ち悪い。

こんなのが続いたら堪らないなぁ。

看護師さんが定期的に回診に来てくれるたびに<動悸>の症状を訴えました。

入院初日から胸に付けている<心電計>で心電図をとっているので注意してみてくれるとのことでした。

その後も何度か<動悸>があり、看護師さんが来るたびに伝えていたのですが…

「クリオネさん、動悸続いてますか?心電図の波形には出てないんですよねえ…」

えっ!(◎_◎;) そんなあ〜

で、胸の<心電計>を別の機械に交換して計測し直すことに。

少しして今度は研修医の先生が

「クリオネさん動悸まだしてます?」

と。

またもや波形が出てないといいます。

それで今度は画面付きの<大型心電計>が運び込まれました。

動悸のほかに首の脈の強弱が激しい。

こんなに自覚症状があるのに・・・

少し不安になっていると当直の医師登場!

大型心電計を導入したにもかかわらず、なぜか<動悸>の波形が出ていないといいます。

診察の後「緊急性はないので明日、心電図の検査をしましょう」ということになりました。

神が・・・

翌朝、心電図検査を前に私は祈りました。

「どうか検査の最中に動悸が起きて、今度こそ波形に出ますように」

と。

でも、そんなにうまい具合にピンポイントに動悸がするわけないか…

ところが、何の神様か分からないけど神、降臨!

検査が始まって直ぐに<ドキッドキッ>と胸が振動しました。

なんという奇跡!

病室に戻りしばらくすると研修医の先生が検査結果をもってきて、

「クリオネさん、波形に出てました!!検査のタイミングで動悸がしたんですか?すごいですね。」

と驚いていました。

そのあと、手術してくれた医師からも、

「動悸は血管が開いて血流が良くなったためで悪いものではない」

ことと、

「心配ないと思うが、続くようなら別の病気の可能性もあるので、よく観察していきます」

と説明を受けました。

術後2日目の経過

この頃から、心配していた動悸もしなくなっていました。

超音波検査の医師からも「心臓、とても良くなってますね」と言われとても嬉しかったし、安心しました。

手術の結果

重症で初めて入院したときの肺動脈平均圧は<49㎜Hg>。

それが今回の手術で<21㎜Hg>まで下がりました。

でも、ここで一つ疑問が浮かびました。

肺高血圧症の基準値である<25㎜Hg>を下回ったら、肺高血圧症ではなくなって難病認定を外されてしまうんじゃない?って。

高額な治療は続くのに…と急に心配になりました。

それですぐに医師に聞いてみました。

すると、数値が良くなっても病名は変わらないので難病認定が外れることはないとのこと。

あー良かった(*^^*) 心の底からホッとしました。

そして私のバルーンカテーテル手術は予定通り今回で終了となりました!
\(^o^)/

続きの記事はコチラ
この記事は2014年10月1日に書かれたものをブログ引っ越しを機にリライトしたものです。記事中の時系列も記事執筆当時のものになっています。
No.執筆者『慢性血栓塞栓性肺高血圧症』記事一覧
59Clione酸素ボンベ卒業後~肺高血圧症の薬も卒業
58Haru難病指定の補助金 法制化でどう変わる? そして「我が家の場合」
57HaruCTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を題材にしたドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」
59Haru『難病の希望』になってくれたら… 妻が在宅酸素療法を終えるまでと家族の想い
55Haru妻の闘病をきっかけに変わった我が家の幾つかの事柄
54Haru4回目のバルーンカテーテル手術を終えて「ここまで良くなった肺高血圧症」
53Haru難病の手術に向かう妻に宛てたビデオレター
52HaruDIYで自作する! 在宅酸素療法HOTのチューブの取り回し ~我が家のプロジェクトX
51Haruパルスオキシメーターとは? 小池メディカル社製「サーフィンPO」レビュー
50Haru酸素吸入の実態のご紹介 ~HOT(ホット)『在宅酸素療法』~
49Haru第2回目の手術 そして退院へ ~慢性血栓塞栓性肺高血圧症CTEPHの闘病~
48Haru第1回目の手術が終わって思う事 ~慢性血栓塞栓性肺高血圧症CTEPHの闘病~
47Haru大学病院で2泊3日の検査入院した妻が帰ってこない
46Haru「難病の疑い」に「しばらく様子見」をすることを夫婦で再検討した結果、下した決断
45Haru妻が「慢性血栓塞栓性肺高血圧症」という難病かもしれない
44Haru『慢性血栓塞栓性肺高血圧症 CTEPH(シーテフ)とは?』専門サイトの理解の一助としてお役立て下さい
43Clione地元の病院へ!! 大学病院で許可された「在宅酸素卒業と薬削減」の行方は?
42Clioneやったー!酸素が外せる!「慢性血栓塞栓性肺高血圧症」回復の軌跡
41Clione2回目の「慢性血栓塞栓性肺高血圧症」定期検査入院で回復の手ごたえあり!
40Clione帰ってきた主治医のB先生~嬉しい定期検診
39Clione定期健診で触れた優しい主治医の心遣い
38Clione【レビュー】私の愛機 パルスオキシメーター CTEPH患者の必需品
37Clione2015年、難病の法律が変わった!!~私の場合
36Clione慢性血栓塞栓性肺高血圧症~ハプニングの2泊3日の検査入院
35Clione病院嫌いな私の月1回の定期健診
34Clione難病の私を支えてくれた皆様へ
33Clione難病の私を支えてくれる応援団【子供たちの場合】
32Clione難病の私を支えてくれる応援団【主人の場合】
31Clione バルーンカテーテル手術からの卒業と退院 『大学病院ホテル』でのバカンス
30Clione『4回目のバルーンカテーテル手術』その結果
29Clione『3回目のバルーンカテーテル手術』その結果
28ClioneOh my GOD! 手術前の混乱
27Clione入院とサプライズ ~3回目のバルーンカテーテル手術
26Clione私のサポーター宣言! 『難病サポーター細貝選手』
25Clione私の病気を回復に導いてくれた先生、ありがとうございました!!
24Clione『入院の準備万端の私にかかってきた1本の電話』いよいよ3・4回目の手術!?
23Clione『肺高血圧症』な私の最近の病状
22Clione闘病する親子に笑顔が届くといいな…『肺高血圧症』の少女が24時間テレビに
21Clione『肺血流シンチ検査』を受けて来た!!
20Clione血液サラサラ!『ワーファリン』でも実は注意が必要な薬でもある
19Clione肺高血圧症の受診て何科がいいの?
18Clione病気に関する啓発活動の大切さに気付いた私の思い
17Clione『バルーンカテーテル手術の2ヶ月後』~心不全値、記録更新!
16Clione『慢性血栓塞栓性肺高血圧症』になってからの夏の思い出
15Clioneバルーンカテーテル手術1ヶ月後定期検診と外出する日常に戻って気づいたこと
14Clione今日は『在宅酸素供給器』の点検日でした
13Clione肺高血圧症患者が紹介する『酸素』との暮らし ~お出かけ編~
12Clione術後の定期検診と在宅酸素療法の自己負担額
11Clione 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の術後情報
10Clione肺高血圧症の手術の効果「2回の手術で平均肺動脈圧はこれだけ下がりました」
9Clione初めての「バルーンカテーテル手術」はこんな感じで行われました
8Clione入院、いざ!バルーンカテーテル手術!
7Clioneバルーンカテーテル手術を控えての一時退院 心不全は少し回復
6Clione私の相棒『携帯用酸素ボンベ』と前向きに付き合えるようになったお話
5ClioneCTEPHの検査入院で『一番痛かったこと』はコレ!
4Clione『疑い』が『確定』に変わった 私の闘病の相手『慢性血栓塞栓性肺高血圧症』
3Clione進行していた肺高血圧症 心不全で死ぬかと思った
2Clione私が難病と診断されてから検査入院するまでの経過
1Clione私が難病『慢性血栓塞栓性肺高血圧症』と診断された時のお話

 にほんブログ村 病気ブログ 難病(特定疾患)へ 

 にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へ

このブログはソネットブログで運用していた「ふわふわ生きる ~前を向いて歩こう!」から引っ越して運用しています。

更新日と記事執筆時期が異なる記事があります点にご注意下さい。

※引っ越し対象記事には、記事冒頭もしくは記事末に移転前の記事投稿日時を記載しております。

-慢性血栓塞栓性肺高血圧症
-, ,

関連記事

進行していた肺高血圧症 心不全で死ぬかと思った

前回の記事の続きで「CTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)」の経過についてお伝えします。 私が難病と診断されてから検査入院するまでの経過 ふわふわ生きる  1 user …

定期健診で触れた優しい主治医の心遣い

目次1 地元の病院へ・・・その結果1.1 各種数値は?1.2 薬の量の微調整2 叶うことなら…3 優しい主治医3.1 薬の予備を先回り3.2 いつも素敵な対応で助かってます3.3 患者の気持ちに配慮し …

バルーンカテーテル手術を控えての一時退院 心不全は少し回復

前回の記事でご紹介した相棒・携帯用酸素ボンベといよいよ退院です。 私の相棒『携帯用酸素ボンベ』と前向きに付き合えるようになったお話 ふわふわ生きる  1 user 1&n …

Oh my GOD! 手術前の混乱

前回の記事で、手術に向けて準備万端で入院したことをお伝えしました。 入院とサプライズ ~3回目のバルーンカテーテル手術 ふわふわ生きる  1 user 1 po …

酸素ボンベ卒業後~肺高血圧症の薬も卒業

目次1 薬の減らし方2 肺高血圧症の薬~まさかの再開3 新薬にチャレンジ4 謎の筋肉痛5 肺高血圧症の薬~再び卒業 薬の減らし方 今日は3年前を振り返って、肺高血圧症の薬を卒業した時のお話をしたいと思 …