酸素吸入の実態のご紹介 ~HOT(ホット)『在宅酸素療法』~

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投稿日:2018-10-20 更新日:

妻は『慢性血栓塞栓性肺高血圧症』のカテーテル手術を2回とも無事に終え、退院し自宅療養に移行しました。

そこで今回の記事では、この自宅療養における『酸素吸入』についてお伝えしたいと思います。

専門的には『在宅酸素療法』と言います。略称はHOT(ホット)と言われます。

Home Oxygen Therapy
在宅  酸素  療法

妻がかかったこの病気では、ごくオーソドックスに『酸素吸入』が用いられます。

酸素吸入

酸素吸入の仕組み

『酸素吸入』は通常の空気よりも『純度の高い酸素』を鼻に刺したチューブから取り込むことによって血管の詰まった肺動脈を抱えて肺で充分な酸素を血液に行きわたらせることができないのを補います。

血液の酸素、つまり血中酸素濃度を上げるための補助手段として行うわけです。

カニューラと呼ばれるチューブの先端を鼻の孔に差し込んでいるだけです。

装着感

妻は「全然空気が出ていることを感じない」と言っていましたが、私と息子が試しにやらせてもらってみたら、「ちょっと鼻がツンとする」感じを受けました。

ただ強制的に送り込んでいる感じではありません。

イメージとしては魚の飼育用の『ぶくぶく』みたいな感じです。

2つの酸素供給源

『純度の高い酸素』の供給源は大きく分けて二つあります。

ひとつは、『空気中の酸素から作り出す』という方法です。

自宅に設置した『酸素供給装置』はこの仕組みです。
空気中から取り込んだ吸気を酸素の純度の高いものに変換して送り出す装置です。

そしてもうひとつが『酸素ボンベ』です。

こちらは圧縮された酸素があらかじめ規程量詰まっています。

従って、『吸い終わって』しまったら交換しなければなりません。

酸素供給装置

まずは自宅における酸素供給装置のご紹介です。

酸素供給装置の外観

百聞は意見にしかず、まずは実物を…

通常の電化製品と同様にコンセントに電源コードを差し込むだけで稼働します。

中身はどうなっているか知りませんが、外見上は至ってシンプルです。

酸素供給装置の使用方法

上面の左下の水色の丸枠のところに酸素をアウトプットする金具があります。

使用前のセッティングはここにチューブに差し込むだけです。

円形の部分がくるくると360度回転しますので、方向は気にする必要がありません。

右下の緑色の電源ボタンを押すと電源がはいります。

上面右の白い大きなツマミが酸素の流量を調節するものです。

右に回転すると流量が増え、その左側のデジタルカウンタに表示されます。

写真は2.0リットル/分を表しています。

この流量を確認したら、あとはチューブの先の『カニューラ』を鼻にセットするだけです。

湿度調節機能

前面の左上の透明のプラスチック部分が『水入れ』です。

これは送り出される酸素による鼻やのどの乾燥を抑えるために、排気される(患者側すると吸気する)酸素の湿度を上げるためにあります。

排気する流量が多いと乾燥感を感じやすいそうですが、妻は毎分2リットルとさほど多くはなく乾燥感を感じないということで今のところ使っていません。

冬場の様に部屋が乾燥する時期を迎えると必要となったりもするようです。

水は毎日変える必要があり、清潔に保つ必要もあるので、使わなくて済むほうが運用は簡単かもしれません。

その他の機能

チューブを足で踏んづけたりして詰まってしまうと警告音を発してくれます。

高濃度酸素は空気中の酸素を取り込んで作る仕組みで材料は無限にありますので、ボンベの酸素を使用するのと違って『節約』する必要もありません。

ですから、カニューラからは本人が呼吸しようがしまいが、常に酸素が『出っ放し』です。

酸素供給装置のメンテナンス

思っていた以上にシンプルで操作も簡単です。

メンテナンスも不要とのことです。

定期的な点検はレンタル会社がやってくれますし、故障などがあれば24時間体制で受け付けてくれます。

携帯用酸素ボンベ

上記の酸素供給装置は持ち運べません。

電源を常に必要としますし、大きいです。

従いまして、外出用には酸素ボンベを利用します。

携帯用酸素ボンベの外観

これがその形です。

携帯用酸素ボンベの残量インジケーター

酸素ボンベは酸素供給装置と違って詰めた酸素を使い切ってしまうとそこで終わりです。

従って残量のインジケーターが付いています。

携帯用酸素ボンベの流量調節

ボンベそのものは特別なものではないでしょうが、流量の調節が簡単にできるようになっています。

これもツマミの数字を合わせるだけの簡単な仕組みです。

普通に使うとボンベ1本で4時間程度しかもたないそうです。

携帯用酸素ボンベの呼吸同調器

そこで外出時のボンベの酸素の消費を抑えるために使うのが、『呼吸同調器』です。

写真の手前の箱型の機械です。

酸素ボンベとカニューラの中間にこの機械をかますことによって、患者が吸気している時だけ酸素を供給するように調節しているのです。

既に買い物とか何回もこの酸素ボンベをお供にして出かけていますが4時間ははるかに超える時間でも大丈夫です。

携帯用酸素ボンベはカートでお出かけ

出掛ける時はこんなカートで持ち運んでいます。

カートからボンベのケースを取り外せますので、カートが持ち込めない様な場所に行く場合にはバッグを持つような感じで『ボンベ+カバー』で持ち運ぶことも可能です。

ただ、結構な重さがあるので、お買いものの様な時にはカートが便利でしょう。

続きは以下の記事です

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この記事は執筆者Haruが運営するブログ「はるのたわごと」の引っ越しを目的に2013年9月24日に投稿した記事をリライトして当サイトに転載したものです。記事の時系列も初投稿時のままにしておりますのでご了承下さい。

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